カールの曲がった地平線

都内在住31歳の独身サラリーマンが、日々木工や読書、散歩などを楽しみつつ、いつか脱サラして小屋暮らしや旅暮らしをすることを夢見るブログ

木材で本棚と机を自作します①

今年も残すところ一ヶ月半あまりです。年末年始は長期で休める数少ない機会ですので、これを利用して本棚と机を自作しようと思います。


僕のみたいな狭いアパートに住む者にとって家具は大きな問題です。同じ場所でずっと生活するのも悪くありませんが、たまに住居を替えられるのが賃貸のメリットだと思います。そうであれば、引越しの度に重たい家具を運ぶのは骨が折れるので、家具は引越しを想定したものになるはずです。


引越しを前提とすると、何十年も使うような立派な家具を買うような気持ちにはなかなかならないのではないでしょうか?僕の経験ではその場しのぎで安めの家具を買うことが多かったです(今使っている本棚と机はイケアのものです)。ところが、その場しのぎで買った安物の家具には愛着も湧かないし、結局すぐに壊れてしまいます。実際、イケアの机は天板が重みでひしゃげてきました(4年しか使っていないのに…)。


ですので、今回本棚と机を自作したいと思ったのは第一には必要に迫られたからですが、この機会に、僕の生活スタイルに合っていて、長く愛用できる家具を自作したいと思います。

こういう本棚と机がほしい

自作するにあたって、どんな本棚と机がほしいのかを考えてみました。以下がその要件です。

  • 分解可能である
  • 頑丈である
  • 地震に耐えることができる
  • 本棚については、10年分の本を収納することができる
  • 床が抜けない
  • 自分の体のサイズに合っている

分解可能であること

引越しするなら家具は分解可能なのがよいと思います。板の束とまではいかなくとも、ある程度小さく分解できれば、引越し業者を使わず自力で運ぶことも可能です。

頑丈であること

長く使うためには必須の要件ですが、普通の木材で作れば十分これを満たせます。イケアの机の天板がひしゃげてしまったのは、木の繊維を圧縮接着したボードだからでしょう(確かに軽くていいのですが)。

地震に耐えられること

いくら愛着のある本棚でも下敷きにはなりたくないものです。日本に住む以上地震は避けられませんから、ある程度の揺れに耐えられるよう設計しておかなくてはいけません。

10年分の本を収納することができること

理由の一つは、10年くらいかけてじっくり読書をしていきたいからです。一度読んだ本も、一か所にまとめておけば必要に応じてすぐに参照できるので便利です。


また、僕は読書が遅く一年間必死に読んでもせいぜい50冊程度しか読めません。その一方で、気になる本があると後先考えずに買ってしまう癖があるので、蔵書数は増える一方です。自分で自分の持っている本の量が分からないので、本棚の収納を10年分に設定しておけば、本棚の埋まり具合で全て読むにはどれくらいかかりそうかが分かります。

床が抜けないこと

10年分の本、つまり約500冊の本を全て収納するとなると、ざっと100kg以上の重量があります。木材の重量も別にあるし、自分が本棚のそばに立つこともあるので、床が抜けないように作る必要があります。


普通の賃貸に住んでいたら、重量はとくに考えなくてもいいのかもしれませんが、念のため将来的に山小屋を作った場合にも床が抜けないように作るのが賢明です。

自分の体のサイズに合っていること

せっかく自分で作るので「自分の体のサイズに合っている」ように作れるメリットを生かさないわけにはいきません。使いやすさを考えると自分の体をベースに作るのがいいでしょう。