カールの曲がった地平線

都内在住31歳の独身サラリーマンが、日々木工や読書、散歩などを楽しみつつ、いつか脱サラして小屋暮らしや旅暮らしをすることを夢見るブログ

本棚、机の自作5

実家に帰る機会があったので、木工作の続きをしました。前回までは文庫・新書用の本棚を作ったのでした。hikaroon.hateblo.jp
今回は作業用の机を作ります。

机を作りはじめる前に、本棚の塗装をします

本棚の塗装をすべきか否か、結構悩みました。ヒノキの飴色の美しい木目を台無しにしたくなかったからです。最終的には耐久性を上げるために塗装することにしました。塗料として選んだのはワトコオイルの「チェリー」です。
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▲塗ったところです
オイルなので木目は残りましたが、なんだか微妙…。色の選択をミスった気がします。決して悪くはないのだけれど、生木の方がよかったかなー。色は「チェリー」ではなく「クリア」にすべきだったのかもしれません。

ここから机を作りはじめます

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▲こちらが材料と設計図でございます
《材料》

  • SPF加工材1×2材…1本
  • ホワイトウッドプレーナー45×45×90…4本
  • エゾマツ1820×24×35…1本
  • 1×4材(長さ1820)…3本

机の横幅は120cm、奥行きは60cmとしました。深い理由はありません。広すぎず、狭すぎずですねー。高さは77cmにしました。人間工学的に自分の身長に合っているらしいです(適当なサイトで計算しました)。
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▲材料をカットしたところです
いよいよ作るんだーというワクワクと、失敗したらどうしよーというドキドキを感じます。ものを作ることは、頭に思い描いたものを目前に出現させることは、なんて楽しいことだろう!ところで、精緻に、入念に、作業を行おうとすると、途端に僕は窮屈さを、忍従を、退屈を感じる。どうも僕は適当な性格らしい。あるいは、作ることは楽しいが、それが精緻かどうかは大して興味がないのかもしれない。
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▲机の骨格ができました
この机はいずれ実家から僕の家へと持っていくので、本棚と同様分解できるように作る必要がある。だから今度も直径1cmの丸棒でパーツを接合している。丸棒は組み立て途中では容易に外れてしまう。しかし、机の上面を乗せてしまえば、3方向から固定されるので安定するはずだ。

別に机はきっちりと直角・水平でなければいけないということはない。けれども折角ならできるだけ直角・水平に作りたい。これはなかなか容易ではない。大した道具を持ち合わせていないので、信じられるものはスコヤ、コンクリの床面、野生の感だけです。
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▲上面を乗せました
丸棒がピョコピョコ飛び出ているのがお分かりになるかと思います。大変かわいらしい姿なのですが、非情にもこれを綺麗にカットしていきます。ヤスリも丁寧にかけます。
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▲カットされた丸棒
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▲完成ー!
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▲遠くからもう一枚

この日はとても暖かく、すがすがしい春の陽気でした。机が完成した後は、さっそく使ってみたかったので、ウイスキーを飲みつつ読書をしました。爽快!こんな日が続けばなーと思うほど幸せな一日でした。