2016/5/5(木) 快晴
いよいよ鹿児島旅行も最終日でございます。昨日に続いて、本日も市内観光します。
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甲突川サイクリング
昨日レンタルした自転車は24時間使えるので、お昼までの残り時間で甲突川沿いをサイクリングすることにしました。
甲突川沿いには、『西郷隆盛・従道誕生の地』、『大久保利通生いたちの地』などがあり、幕末・明治の時代に鹿児島で生まれ育ち、日本を大きく変えていった偉人達に思いをはせることができます。
天文館むじゃき
朝から暑い中いい運動になりました。自転車を返却し、天文館むじゃきにやってきました。
店の前には大きくて愛嬌のある白熊の置物がありました。
mujyaki.co.jp
ここがコンビニとかで買える「しろくまアイス」の本家なんですね~。白熊とは、かき氷に練乳をかけ、フルーツや豆類を盛り付けたかき氷の事をいうようです。
盛り付けをある角度から見ると白熊の顔に見えるらしいのですが…宇宙人にしか見えませんでした。レーズン苦手なので残しちゃいました。でも美味しかったです。量が多めだったので頭がキーンとなりました。
仙巌園(磯庭園)
そして友人と別れ、やってきたのが仙巌園。仙巌園は島津氏19代光久が1658年に築いた別邸で、歴代藩主に受け継がれました。維新後には一時期島津本邸ともなった磯御殿や、島津氏28代斉彬が殖産興業の名目で興した機械工場である尚古集成館などから成ります。
↑尚古集成館
↑磯御殿
仙巌園は以前にも訪れたことがあるので、正直新鮮さはないかなーと思ったのですが、全然そんなことはありませんでした。変化にとんだ広大な庭園、そして雄大な桜島の借景に感動してしまいました。
↑大砲を鋳造した反射炉の跡
↑5月だったので、島津家の紋章が描かれた幟が風にはためいていました。
↑大迫力の獅子乗大石灯籠。上に載っている平たい石はかつて磯浜の海岸にあったもで、8畳もの広さがあるのだそうです。
↑灯籠。空洞の空いた丸い岩と、上に載っているまるで筆の払いのようにシャープな大岩が印象的です。
↑藤の花と、琉球から薩摩に送られたと言われる望嶽楼。
↑階段で裏山へとのぼっていきます。
↑この水路は、水車から動力を得るために山からひいてきたものだそうです。
明るい新緑の中、さらさらと流れる水音を聞きながら歩き回り、とても気持ちが安らぎました。
ガラス工場
尚古集成館の隣にはガラス工場があります。薩摩切子は、外国のガラス製造書物を元に江戸のガラス職人を招くなどして島津氏10代斉興が始め、斉彬が集成館事業の一環としたもので、大変に先進的な品だったといわれます。
つぼ型のガラスに、次々と色付きガラスをまとい付けていきます。
それをホイールカッターで削り、精緻な幾何学模様を刻んでいきます。個人的には、コントラストがどぎつくてあまり好きな模様じゃなかったです。
現在製造されている薩摩切子は、昭和60年代以降になって各地のガラス工場・職人・研究家等の協力を仰いで復刻が成功したものだそうです。
鶴嶺(つるがね)神社
こちらもまた磯庭園に隣接してある、島津家を祀る神社です。島津家の家紋があちらこちらに見えますね。