カールの曲がった地平線

都内在住31歳の独身サラリーマンが、日々木工や読書、散歩などを楽しみつつ、いつか脱サラして小屋暮らしや旅暮らしをすることを夢見るブログ

ラトビア、エストニア、ロシア旅行① 羽田から上海、モスクワ経由でリガ空港へ~トラブル多発で出だしの悪い旅

2016/9/16 金曜日 小雨

今日から11日間で海外旅行に出かけます。行き先はバルト三国ラトビアエストニア、そしてロシアです。
drive.google.com
飛行機の移動時間を除くと実質9日間ですねー。予定では、

と回るつもりです。

機体遅れにより羽田空港で待ち

f:id:hikaru_takeuchi:20160916155309j:plain
15:30に羽田空港に着き中国東方航空のチェックインを完了。まずは上海経由でモスクワまで行きます。チェックインカウンターの前にはこれから国に帰る中国人たちが長蛇の列を作っていましたが、その人たちのカートに積まれている普通では考えられないほどの山盛りの荷物を見て、中国のスケールの大きさを感じました。


飛行機は17:50分発の予定。しかしカウンターのお姉さんが言うにはディレイが生じていて出発時間は未定とのこと。しばらくソファーでボーっとしていると追加情報。遅れは2時間程度ということなので、上海での乗り継ぎ時間は3時間程度。なんとか乗り継ぎできそうな感じでよかった。
f:id:hikaru_takeuchi:20160916184614j:plain

上海乗り継ぎ。ようやく旅行らしい気分に?

上海到着。外はどしゃ降りの雨。乗り継ぎはいくぶん余裕があるかと思っていたけれど、実際にはかなりギリギリでした。というのは、発着のターミナルが異なるために、いったん中国国内に入国してターミナル間の徒歩移動が必要だったからです。入国審査はよほど熱心に審査しているのか、列が一向に進まずに焦りました。

f:id:hikaru_takeuchi:20160917001706j:plain
はじめはターミナル移動が必要なことに気づかなくて、同じ建物を延々歩き続けて消耗してしまいました。こうして、今度はアエロフロートのチェックインをします。ここでもすさまじい行列。いたる場所で、なんでこんなにも遅いのかとイライラしてきます。


列に並んでいると、僕の直ぐ後ろの中国人の女に話かけられました。僕のことを中国人だと思って手続きか何かについて聞いてきたようでしたが、中国人でないと分かってからはお互い英語で話しました。


ズー・ルーという名前で、支援事業で3年間モンテネグロに行くらしい。チェックインや次の出国審査までの待ち時間の間にずっと話していたので、だいぶ気が紛れてやっと楽しい気分になってきました。


出発ロビーまでやっと来た。0時を回っていたので、売店は軒並み閉まっていたため、何か食料を買おうと思っていたのに残念、ということをズー・ルーにボソっとつぶやきました。

f:id:hikaru_takeuchi:20160917020159j:plain
するとズー・ルーは食べ物を持っているのであげると言って、小さなリュックサックを開けると、その中からリンゴがいくつも入った大袋と、インスタントの中華風甘味飲料を取り出した!リンゴが入っているとは夢にも思わなかったので、意外性から吹き出してしまった。空港は待ち時間が長いので、いつもリンゴを持っているらしい。

f:id:hikaru_takeuchi:20160917120058j:plain
機内からは満月が見えた。中秋の名月ですね~。東京で小雨、上海でどしゃ降りだった悪天候が、徐々に回復しつつあること、そしてズー・ルーとの出会いなどから、ようやく運勢が上向きになってきたように感じました。

まさかのトラブル。モスクワ空港で時間つぶし

翌朝6:20モスクワシェレメーチェヴォ空港着。そして今度はバルチック航空のチェックインを済ませます。9:20モスクワ離陸。


機体が西へ進むにつれて、地上を覆っていた厚い雲に切れ間ができて、雲塊の一つひとつが小さくなってきました。所々、濃緑色の森の中に細々と散らばっている家屋が陽光を反射して光っているのだとか、街からその深い森へと一本の小さな道が延々伸びているのだとかが見えると、気分が高揚してきました。


その矢先のこと、何やら機内アナウンスが入りました。隣席の家族が教えてくれたところによると、リガ空港でトラブルが発生したため当機はモスクワ空港に引き返すということでした…。


なんてことだ…今回の旅行はなんだか嫌な予感がする。こんなにトラブル続きのことはいままでにない。まるでボタンの糸を掛け違えたように、そうあってほしい状況が現実をすり抜けていくようだ。


モスクワ空港に戻りチケットを再発行してもらったものの、リガ空港がなかなか回復しない。結局7時間も遅延して再び機体はモスクワを離れた。空港で何時間も潰すのは容易ではなかった。本当に、やることがなくって、ひたすら端から端まで歩き回った。
f:id:hikaru_takeuchi:20160917184345j:plain
はじめて本物のピロシキを食べました。中にはマッシュポテトが入ってました。

やっとのことでリガに到着

リガに着いたのは夕方6時。本来なら昼前に着いて散策していたことを思うと恨めしく思う。せっかく休暇を取得しての旅行だから一分一秒がとても勿体なく感じる。

f:id:hikaru_takeuchi:20160918005751j:plain
しかし何はともあれ、僕はついにリガへ来たのだ。

(続く)