カールの曲がった地平線

都内在住31歳の独身サラリーマンが、日々木工や読書、散歩などを楽しみつつ、いつか脱サラして小屋暮らしや旅暮らしをすることを夢見るブログ

7年ぶりの投稿

長い間うち捨てられていたブログに、実に六年半ぶりに戻ってくるとは、一体どんな気まぐれだろう。事実三日前にはそんな考えは少しもなかったのに。

 

これをきっかけに継続的に記事を書いていくことになるのか、それとも再び長い空白期に帰るのか、今のところ僕には予想がつかないのだが、こんな投稿をするにいたった経緯については一応説明しておきたい。

 

ブログの放棄

文章を書くのが元々苦手で面倒になったということも一つだが、外に向かって書く必要がなくなったから、というのが最も適当だ。

 

当時、僕が物を書く場所はこのブログしかなかったが、読者に向けてあるていど普遍性のありそうなことを書くには良いが、身の回りの個人的な事情を書きたいときには困った。読者にとっては興味もなく面白くもないだろう。また、個人情報を秘匿する必要があるため満足に書けない。そうであれば自分で日記をつければ良い。

 

日記を書く

そうして日記を書く日々が始まった。実はブログを放棄する半年前ほどから書き始めて、七年のあいだ一日も休まずに続けている。

 

そのおかげで文章を書くことの苦手意識はなくなった。しかし、やはり得意ではないのは昔のままだ。適切な言葉がなかなか見つからず、書きあげるまでにはかなり手こずる。

 

日記を書く面白さについてはまた別の記事で書いてみたい。

 

日記とブログの併用

ところで日記の文章は一日毎の短い時間的な区切りに納められている。日記は日々の記録であり、偶然生じた出来事や感興を生け捕りにする。それは必要だが、他方で、数日がかりで執念深く追求するような、ある程度大きな纏まりのある内容を書くには全然向かない。

 

日記を書くようになると、日記の中で色々表現を追求できる一方で、日々の記録に追われ、じっくり腰を落ち着けて考えることがかえって少なくなったように感じている。

 

そんな折にふと昔のブログを見てみたら、稚拙ではあるが、自分の持っている物だけで一生懸命頑張って書いていた感じがして、なんだか晴々しかった。普遍性のある記事を書こうとしたお陰で、今でも古びていない記事も多いように思う。

 

今後の方針

今後ブログでは随筆や論評といったタイプの文章を書く場所として活用していこうと考えている。

 

新装にあたりタイトル変更を以下のように変更する。旧『タケウチCarlの地平線』→新『カールの曲がった地平線』

 

最後に、放置してあった間も毎日数人程度の方々が訪れて下さっていたようで、全く有難い限りである。