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11月24日金曜のこと、立川の昭和記念公園に紅葉を見に行ってきました。
立川駅は、構内を一直線に貫く通路や歩行者デッキが、何となく大宮駅を連想させますが、規模が大きくはるかに賑わっています。その立川駅の北口を出ます。風のない穏やかな晴天で、歩くと汗ばむ陽気でした。
シンボパン
公園で食べようと思い、『シンボパン』でパンを買いました。路地から半地下になった店内は、ご夫婦で営んでいるような温かみの、ひっそりと落ち着いた雰囲気で、奥がカフェになっているようでした。バインミー、クロックムッシュ、アンコバター入りのコッペパンを購うと、入口の横の小窓から手渡してくれました。
バインミー(ベトナム風のサンドイッチ)は目玉焼きと豚肉の二種類ありました。十年ほど昔に旅行先のホーチミンで食べた、フランスパンを使ったサンドイッチのなんとも美味しかったことを思い出しました。
モノレールの通りはのんびりした遊歩道になっていて、カフェやレストラン、美術館、デパート、ホテルなどが集まっています。平日とあってGREEN SPRINGはひっそりとしていました。それにしてもモノレールが細い高架の上を支えなく走行する様子は、まるでサーカスの綱渡りの曲芸のようで、見ていて冷や汗をかきました。
GREEN SPRINGS(グリーンスプリングス) | 空と大地と人がつながるウェルビーイングタウン
昭和記念公園
昭和記念公園の入り口までがそこそこ距離があり、歩きます。入園料は大人一人450円、11月~2月の開園時間は朝8:30から夕方16:30までとなっています。
門を潜ると、水路の左右のイチョウ並木は鮮やかに色づいて、地面は落葉で山吹色に染まっていました。早速ベンチに座ってパンを食べました。さっくりした食感の美味しいパンでした。
元気が出たところで散歩を続けます。「シュッシュッ」と音を立てて蒸気機関車に似せた運行バスが通り過ぎて行きます。少し行くと正面に池が見えてきたので、左に折れて時計回りに行くことにしました。
園内には立派な木々が多く、それらが紅葉した色合いも味わいがあり、そうした景色の中を歩くのは楽しいものでした。なかでも陽の光を浴びたメタセコイアの葉が茜色に輝く様子が綺麗でした。
園の西側、昭島口近くのイチョウ並木にやってきました。人気のスポットで人々で賑わっています。
そして『こどもの森』を過ぎ、『日本庭園』にやってきました。結構距離があり足がくたびれました。
日本庭園は池の周りに散策路があります。盆栽園や菖蒲田、雪吊りの松、池の際には飛び石などもあります。また、池に突き出るようにして東屋があり、庭園を一望できます。
日が暮れてきました。帰りは原っぱを抜けて立川口まで最短路で行きます。広々した原っぱには大ケヤキがあり、よい目印になります。16時を過ぎて閉園のアナウンスがこだましていました。
門を出ると夕空には少し欠けた月が浮かんでいました。
エミリーフローゲ
その後、駅前のカフェ『エミリー・フローゲ』でカフェオレを飲んで帰りました。おいしそうなケーキがショーケースに並んでいたのですが、食べずに出てしまい少し残念でした。洒落ていて落ち着いたカフェでした。