ラトビア・エストニア・ロシア旅行③ ようやく体調回復の兆し?古めかしくて素敵なリガの旧市街を一日散策しました。
ようやくリガに着いて晩飯を食べた後に腹痛に見舞われた翌日の話です。
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2016/9/18 日曜日 晴れ
別れ
強烈な腹痛がときおり襲ってくるのでベッドで悶えていましたが、10時頃になってやっと起きて散策にでかけることにしました。2階の共有スペースでソファーに座っている例の中国と台湾の2人にまた会いました。昨日教えてもらったレストランで楽しい夜を過ごしたぜと伝えた。
2人ともこれからチェックアウトするみたい。青年はバスでタリンへ行くという。女は友達の家に泊まるとか言っていたかな。それで、11時過ぎに3人で宿を後にして市場方面へと歩きました。3人で話したのは漫画とか村上春樹の話。外国人から村上春樹を熱烈に薦められるというのは面白い。今度読んでみたいと思いました。
市場到着!敷地は広くて大きい。巨大な倉庫が何基も並んでいるし、倉庫の外では屋根のついた台の上に色とりどりの野菜や果物、ハチミツ、花束などが広げられていて、朝の陽光でピカピカと光っている。
女の子と別れ、青年にくっついてバス停にやって来ました。バス停は市場のすぐ隣、運河を挟んで対岸にあります。そして青年を見送りました。
僕も明日、このバス停からタリンへと行くのだ、ということでバスの券を買った。便によって値段が違うみたいだが11:30発のにしました。たった14ユーロ隣国に行けるのは安いです。
リガ中央市場
さて、また市場に戻ってきました。倉庫は野菜、肉、魚介といった品目ごとに建物が分かれています、が市場についての詳細はまた明日にします。
全然お腹は空かないけれど、何かしら食べなくては元気が出ないと思ってケーキとブドウを買いました。
ケーキはチョコレート、チーズ、ハニー?の3つ。これとブドウで3ユーロだからとても安かった。宿に戻ってキッチンで食べました。
食べるとまだ胃が受け付けてないような感じで体の力が抜けてしまった。とても再び外出できそうになかったので、1時間ほどベッドで休養して2時半にまた外に出かけました。お腹が時おりきゅうと痛みます。頭痛と寒気もあるようでした。
当初はラトビア→エストニア→ロシアと寒くなるにしたがって、少しずつ防寒具を着込んでいく予定だったが、ラトビアでも十分寒いので、防寒服をフル装備して出かけました。
リガ旧市街
はじめに旧市街を散策します。
きらびやかなファサードのBlack Head House
聖ペーター教会の裏手にある「ブレーメンの音楽隊」の像。
旧市街の込み入った小路。奥に大聖堂の尖塔が見えます。
蔦の生い茂った火薬塔
リガ城の脇を抜けてダウガバ川に来てみると、豪華客船が泊まっていました。外国へ行く船でしょうか。
運河、アール・ヌーボー・センター
それから街中を蛇行している運河に沿って散歩しました。運河の周辺は緑が多く、憩いの空間となっています。
こんな場所で密会してみたいですね~
巨大な猿のような宇宙人の像。子供たちが大喜びで遊んでいました。
アール・ヌーボー・センターにやってきました。豪奢な装飾が施された古めかしいビルディングが並んでいる一角です。人の顔や、ライオンや、猫などが建物を彩っていました。
ビルを見上げながら高揚感を感じはじめました。リガに来て良かったなと思いました。気が付くと重い足取りがいくぶん軽くなり、気分もよくなっていました。
そのせいか、アール・ヌーボー・センターはとても良い印象でした。街の中に好きな場所が見つかると、それまでよそよそしかった街が急に身近に感じて、その街が好きになります。
ラトビア大学、ロシア教会、自由広場
だいぶ遠くまで来たので、旧市街の方向へまた戻ります。
赤レンガ造りのラトビア大学。
ロシア教会。広場にはレーニン像がありました。
自由広場。昨晩のホッケー場は跡形もなくなくなっていました。バンドが演奏していたので立ち聞きしました。言葉も意味も分かりませんが、いいなぁ、と思いました。
もう一度旧市街
今も残るリガ城の城壁の一部。おばけの銅像が芸術作品として展示されています。
スウェーデン様式の門。門の下でおじさんがキーボードを演奏していました。音楽があると、街がさらに素敵な雰囲気になります。
小路
Black Head House
宿へ帰る
駅前のHES BURGERで早めの夕飯を食べました。肉が2枚挟んであってマヨネーズでべちゃべちゃのハンバーガーは、形を保ちながら食べるのがとても難しかったけれど、とても美味しかった。バーガーとポテトフライそしてコーラを食べながら、自分が意外に食べられることに驚きました。体調回復の兆しが見えてきて嬉しくなりました。
ちなみにHES BURGERはチェーン店のようでタリンやサンクトペテルブルグでも見かけました。安いくせにうまいです。
疲れた足どりでなんとか宿に戻ってベッドに横たわると、20時前だというのにすぐに眠りに落ちてしまいました。
(続く)