本日は東京メトロ千代田線「湯島駅」にやってきました。
徒歩で5分ほど坂を上ると「湯島天神」につきました。湯島天神では2月上旬から3月上旬にかけて梅まつりが開催されています。
梅の花は、淡い色で、香りもほんのりと甘く、決して派手ではないですが、どうしてかうっとりしてしまいます。
園内には合格祈願の絵馬がずらりと、というよりもこぼれ落ちそうなほどぎっしりと、架かっていました。また境内の中には屋台が出ており、まだ少し寒い中、熱々の屋台飯を美味しそうにほおばっている人々がいました。
努力!
夫婦坂、男坂、女坂があるようです。とくに気にせず女坂から出て、次は不忍池へ向かいます。
不忍池では、夏~秋に繁殖した蓮や葦の除去作業をしており、岸には大量の蓮や葦が積み上げられていました。路端には「蓮の花托をご自由にお持ちください」と箱とザルが置いてありました。
花托、前々からずっと欲しかったんですよね~。なんて不思議な形なんでしょう。山で松ぼっくりを拾ってしまうように、蓮の花托も拾いたい衝動に駆られます。なので、最近不忍池にやってくる度に、岸に漂う大量のカタクを見つけては、ため息混じりに眺めていたのでした。
形の気に入ったものを2個持ち帰りました。池の水をたっぷりと含んだ花托はずっしりと重いです。それにしてもひどく生臭いです。家に帰ったら入念に洗浄しましょう…。
さて、散歩を続けます。蓮池と不忍池を分かつ小路を通って行きます。ちなみに北にあるもう一つの池は鵜の池というようです。小春日和とあってか、いつもよりボートが多い気がします。
小路では鳥に餌をやる人々。そこにハトや水鳥が群がっています。蓮池に眼をやると、水鳥がとまっていました。
不忍池に位置する弁天島にやってきました。8角形の弁天堂の周辺には様々な石碑が立っています。中には、フグやスッポンの供養費や、メガネの碑、なんてのまであります。これと一緒に芭蕉翁の碑が並んでいるのを見ると、なんだか笑ってしまいます。
さて、池を後にして上野の山に歩いていきます。坂に位置する花園稲荷にやってきました。こじんまりとしていますが、眺めがよく、落ち着いた雰囲気の稲荷でした。
さらに坂を上がると、上野精養軒の入り口があります。夏目漱石の三四郎などでおなじみですね。そういえば、この裏手当たりに森鴎外温泉を見たことをふと思い出しました。
上野動物園を過ぎ、噴水池にやってきました。池の向こう側には東京国立博物館が見えます。閉館までの30分程ですが、美術品を鑑賞することにします。短時間で気になるところを少しずつ見るのが最近の僕の流行です。
この日はなんだか鎌倉時代の彫像が眼に留まりました。姿や表情が滑稽で動きがあり、生き生きとしています。
午後17時を回り、辺りはだんだんと薄暗くなってきます。アメ横で今晩のおかずを買いましょう。アメ横のような、狭い路地に店がずらっと並び、人々でごった返しているような場所が僕は大好きです。18時近くになると、魚介や肉はディスカウントされることが多いので狙い目です。